「美咲ちゃん、もう一回、おみくじ引こう!」
ようやく長い沈黙を破り、翼くんが口を開いた。
「えっ?」
「だから、もう一回、おみくじ引こうよ!あのままじゃ、嫌だろ?俺たちの未来が〈凶〉って言われてるみたいでさ!」
「俺たち、の…?」
足元の砂利を軽く蹴った翼くんは、はあーっと息を吐き、意を決したように話しだした。
「だってそうだろう?
放っておいたら、兄貴や他の奴らに美咲ちゃん盗られそうだから」
ようやく長い沈黙を破り、翼くんが口を開いた。
「えっ?」
「だから、もう一回、おみくじ引こうよ!あのままじゃ、嫌だろ?俺たちの未来が〈凶〉って言われてるみたいでさ!」
「俺たち、の…?」
足元の砂利を軽く蹴った翼くんは、はあーっと息を吐き、意を決したように話しだした。
「だってそうだろう?
放っておいたら、兄貴や他の奴らに美咲ちゃん盗られそうだから」


