年下の彼氏

店を出てからも、翼くんは無言で、腕を引っ張ったまま何も話さない。



堪らなくなり、 



「翼くん、さっきはごめんね」 


と、顔を見上げ、消え入りそうな声で謝ったけれど、返事はなかった。



翼くんは、無言のまま正面を見つめ、歩くだけだった。 


そんな彼に引き連られるように歩く私は、今にも胸が張り裂けそうだった。