頷いた私に、翼くんの顔がぐんと近付いた。



あと5センチ……3センチ……1センチ……



―――…!!! 



重なり合った唇。


角度を変え、何度も何度も振り落とされる、優しく長いキスに酔い痴れた。 



翼くんの風邪が、すべて私に感染ってしまえばいいと思うくらい、激しく。
 


大好きだよ……翼くん。


年上とか年下とか関係なく、一人の人間として、あなたが好き。


私は、あなたが好き……。

大好きだよ……。