「俺、そろそろ部屋行くわ」  って、翔くんがソファーから立ち上がった。 


「久しぶりに、翔の部屋に行ってみようかな〜♪現役高校生の部屋だもんね!」


「マジで!?
今、部屋、汚ねぇんだけど」


「そんなの昔から知ってるよ! 気にしない、気にしない!行こう、行こう!」


って、優子が笑いながら翔くんの背中を押した。