年下の彼氏

「はっきり言えよ!」  


――…まただ。


翼くんが怒ったら半端じゃなく怖いよ。   


迫力がありすぎなんだもん。

もう、当たって砕けろ!だ。

あとは野となれ山となれ!

うーん、どうにでもなれ!  


ふー、と一度だけ大きく息を吐いた私は、真っ直ぐに翼くんの瞳を見つめた。



「驚かないで聞いてくれる?」


「うん」