年下の彼氏〜翼story〜

相談室という場所は、俺たちの学校では、〈特別な場所〉だ。 




なぜなら、問題を起こしたら、必ず、呼ばれる場所だから。 




でも…なんで、俺が?!思い当たることは、何もない。 




何もないから、却って、気味が悪かった。 




    〜コンコン〜    



ドアをノックする音がして、「待たせたな、翼!」と、太田先生が部屋に入ってきた。