年下の彼氏〜翼story〜

T字路から、軽トラックが出てきたんだ。




…あっ!と思った瞬間、




俺は、彼女を突き飛ばしていた。 




そして―― 




俺自身も、軽トラックから身を防ごうとして、体を庇った。 




と、同時に、右手をついたから、激痛が、全身を駆け巡った――。