あの日は、いつものように公園で一人で泣いてた時だった。

「おーい、そこのクソガキ!お前いつもなんで此処で泣いてるんだよ!
此処は俺の縄張りだぞ!いつもおめぇの泣き声煩くて昼寝もできねーじゃねぇか!!!」
という、
でっかい声と同時にゴツンと頭を叩かれた。
私は今の状況をのみこめないまま、頭に手をあてながら上を向いた。
そこには、背が大きくていかにも、
「ヤンキー」
という言葉が似合いそうな恐いお兄さんが、私を睨みながら立っていた。