「全然いいんだよ。成瀬財閥の陽菜お嬢様??」


......え??


「な、なんで知ってるんですか??」



あたしのことや紗菜のことは
深い関わりの人たちしか知らないのに!!


「そりゃぁ....陽菜ちゃんのお父さん、
雄大と知り合いだから??」


「知り合いって言うか、昔っからの親友でしょ??」



.....世間って狭すぎやしませんかぃ!?




「この家はいつでも来ていいわよ!?」

「陽菜ちゃんなら大歓迎だっ!!」



2人は騒ぎだして昔のことを語りだした。

....2人の世界に入っちゃったよ。

どうしよ、ここにいてもなんだし...。




「あの...陽希の様子見に行ってもいいですか??」


あたしは陽希の様子を見に行くことにした。
暇だし??


「ん??あぁ、いいよ。」

「階段上がって一番奥の部屋だから。」


そうしてまた2人の世界へ....。





今日わかったこと、陽希のお父様とお母様は
まさかのパパの親友で、都倉財閥の社長と副社長。


そして、面白いこと好き。と言うこと。


なんかいつでもテンションすごいね...。





そんなことを思いながら陽希の部屋を
ノックして、起こさないようにそ~っと入った。