「パパに見つからないようにしなきゃね!!」


瞳ママがカバンをゴソゴソと漁って
絆創膏を渡してきた。


「ほらっ貼って貼って!!」

「ありがとう瞳ママ!!」


にこっと笑ってお礼を言ったら


「も~~可愛すぎっ!!」


って誰に言ってるのかな??


「あ~ママ~!!」

「あ、愛優!!」


手を洗ってた2人が帰ってきた。





「「バイバーイ」」

「瞳ママっありがとう」

「いえいえ」



2人と別れて紗菜と手をつないで帰った。


「おねーちゃん。抱っこして??」

「はぃはぃ。」


あたしは紗菜を抱っこした。
相変わらず軽いなぁ....。



「おねーちゃん??なんでばんそーこー貼ってるの??」


ドキッ


「えーっとね、ちょっと怪我したの。」

「大丈夫??紗菜が早く治る魔法かけてあげる!!」



そう言うと紗菜は、

「いたいのいたいの、とんでけーー!!」


ってしてくれた。



なんて優しくて可愛いの!!
地上に舞い降りた天使だよ!!

「ありがと。すぐ治っちゃうね」

「良かったぁ~早く治るといいね!!」


2人で笑いあって帰った。