すると耳もとで....

「お前...成瀬グループの成瀬雄大の娘だろ」


「え、何言って.....そんなわけないじゃん」


なんでこいつが知ってんの...!?


「うそつくな.....雄大さんに聞いた」

「え、パパに!?」


なっなんで....知り合い??うそ...


そんなことを考えていたら、


ウイッグとメガネを取られた。
赤茶の長い髪が現れる。



「陽菜.....俺のこと...忘れちまったのか??」


悲しい顔で呟いた。


「え、忘れ...る??」

なんのこっちゃ意味がわからない...。


あたしとこいつ知り合い??どっかで会ってるの??


「.....わりぃ。今の忘れて...。」

「.....へ??」



キョトんとなった。

すると、こいつの顔が赤くなった。



「....そんな顔したから、お仕置きだ。」

また悪魔の顔に戻った。
ヤ....ヤバイ...


「え、え、ちょっと待っ」