早くこの場を去りたくて、
スタスタと教室のドアまで向かう。



すると今度は...

「おぃ。都倉 陽希。
 ツラかせ。」


....またかよ。...



そう言ってきたのは、
先輩方。


俺がモテるのが疎ましいんだと。




今の俺は最高に機嫌が悪くて
イライラしていた。



「すみません。急いでるんで
 そこ通してくれません??」


「はぁぁぁ??なめた口聞いてんじゃねえぞ」



人がせっかく優しく言ってやったのに...
仕方ねぇな.....。



「るせぇ通せ。」

と、ギロリと睨んで言った。


すると先輩方は俺にビビったのかそそくさと
その場を立ち去った....。



ふっ俺に勝とうなんざ
100年経ってもムリっっ!!



そう思いながら
俺は下駄箱へ向かった。