帰り道────。
「あんなのキスじゃない、キスじゃない.....」
1人ブツブツ言い聞かせた。
あー忘れたい忘れたいーーー!!
うぅ~~と唸っていた。
「おねーちゃん、大丈夫??
頭痛いの??」
「ううん。何でもないよ。」
紗菜が眉を下げて、
シュンとした顔で聞いてきた。
キャーーー優しいっっカワイイっ
癒されるっっ
さすが我が妹♪
「良かったぁ。おねーちゃんが
元気じゃないと紗菜、寂しいもん。」
「おね~ちゃんも紗菜が元気じゃないと
寂しい~~~」
「同じだね。」と
パァァっと満面の笑みをごぼす。
はぅっ~~かわいすぎ!!
あいつのことなんて忘れかけてたとき...

