「.....え??」


あたしが渡した紙きれを見るなりキョトンとした顔になった。


「ん??どしたの??」


「陽菜....これって....レシート??」



.....はい!?


あたしは愛衣がもってる紙きれをバっと奪い見ると....


.....レシートだ。


あたしが愛衣に手渡したものはコンビニのレシートだった。




「うふふ。陽~菜~ちゃ~ん??レシートがどうかした??」


背後には真っ黒なオーラを漂わせた愛衣様が。


ひょえ~~怖いっス。




「そんなしょーもないネタはいいから。早く白状しなさい!!」


ぺちっと頭を叩かれる。




ネタって....。

わざとじゃないんだから~。




「わかったわかった。.....これこれ。」




またポケットを漁って、今度は確認してから愛衣に渡した。




パラっと紙をひらいた瞬間、愛衣は恐ろしいくらい怖い顔になった。