「えっ!?だ、だってアンカーって!!」


1番責任重大じゃん!!アンカーだよ!!

しかもラインまで引いてあるし。


といいますか1人1競技じゃ...



「残念....。もう決まったことだ。」



委員長があたしの肩をポンと叩く。


「いやっ!!だって...アンカー...「何か文句...ある??」


「いえっ!!精一杯やらせて頂きます!!」


ひぇぇぇ~....


そんな恐ろしい目で睨まれたら何も言い返せないよ~!!

まさに蛇に睨まれた蛙....。



「「貞子ーー!!がんばれー!!イエーイ!!」」



だんだんと盛り上がるクラスメイト。


ギャーー!!どうしよ~...


愛衣~助けて~~!!


あたしは愛衣に目で助け舟を求めてみたけど....


「お・つ・か・れ☆」


と語尾に☆マーク付きの口パクで返された。



トホホ....。




これは.....


もうやるしかないの~~!?



あたしは心の中でしくしくと泣いた。