そして男の子は女の子の首にかけた。
「ふふっ陽菜、花嫁さまみたいー!!」
女の子がはしゃぎだす。
「陽菜....俺とけっこんしような!!」
男の子が女の子の手を握ってそう言った。
「うん!!陽菜...くんのお嫁さんになる!!」
こんな2人を周りのお花だけが見ていた。
2人とも幸せそう....。
.......でも、
なぜか男の子の顔と名前がわからない。
「....せ....るせ、成瀬ーーっ!!」
「はいぃぃっ!!なんですかー!!」
ビックリしてイスが倒れるほどの勢いで立ちあがったあたしの前には、委員長が鬼の形相で仁王立ちしていた。

