「陽菜もう泣かないで...」
男の子は女の子の頬に残る涙の跡を手で拭った。
顔は....見えないけど、切ない声。
「俺...陽菜が大好きだよ??」
そして女の子の頬にチュッとキスを落とす。
「陽菜も...くん大好き!!」
女の子はにっこりと微笑んだ。
....前もこんなセリフ...聞いたっけ...??
「陽菜...手出して??」
男の子がそう言って右手を差し出す女の子。
そこに白いお花で作った指輪を薬指にはめた。
「わぁ!!カワイイね!!」
そのお花をまじまじと見つめる女の子。
「さっき作ったんだ。陽菜の首飾りは??」
と、手を差し出す男の子。
「あっこれだよ!!」
どうぞ。と首飾りを男の子に渡した。

