「あ~あった!!」
男の子は「ほれ。」と小さな手の平に乗った絆創膏を見せる。
車の絵柄の絆創膏。
「....男の子っぽいよっ!!」
「文句ゆうなって!!はい。」
そう言って、膝の上からペタリと貼った。
「ふふっありがとー♪」
女の子は笑って男の子にお礼を言う。
「じゃ、いこーぜ!!」
男の子は女の子の手を掴んでまた歩き出した。
「どこ行くのー??」
女の子が男の子に尋ねる。
「ヒミツーー!!もう着くよ」
男の子は女の子の前を歩いている。
太陽の光が男の子のまわりでキラキラしてる。
まわりでは風が吹いてサワサワしている。

