---陽菜Side---
....なんか体がフワフワしてる。
抱き上げられてる...??
この温もり....知ってる。
優しくて、温かくて、甘い感じ。
この温もりは.....
きっと、陽希だ。
──え??
さっきまでは背景が白だったのに突然黒になった。
そう思った瞬間あたしの体がストンとおろされた。
そして、陽希があたしの元から離れていく。
なんで...??
追いかけようとするけど体が動かない。
まるで見えない鎖に縛られてる感じ。
「まっ、待って!!陽希!!」
あたしは暗闇に消えていく陽希に向かって叫ぶ!!
置いてかないで!!
すると陽希がくるっとこっちを振り返る。
あたしを見る目はとても優しくて...切ない。

