「陽菜。」



ドキッ


って「ドキッ」って何!?
なにときめいてんのあたし!!


「早く呼んで??」


そんなカッコイイ顔で言われたら...

っダメダメ乗せられるところだった。



あたしが黙っていると、
「しょーがねぇな」と呟き、はぁ~と
ため息をついた。



えっなになに!?あきらめてくれたのかなっ
やっほーーい!!



そんな期待は虚しく。




「名前呼ばなかったら、
 濃厚でエロ~~いキスすんぞ。」


ヤツは挑戦的な目でそう言った。