---陽希Side---

翌朝───。



ピピピ。


体温計の音が鳴る。


よし。熱下がったな。

体温計の数値は36.5度。




まだ喉がちょっと痛むけど、体もだるくないし。

こんなすぐ治るとは.....。



陽菜のおかげだな!!まじ感謝!!




って言うか...陽菜いつ帰ったんだ!?


俺、陽菜が作ってくれたドリンク飲んで...
おかわり入れてもらってる間に寝ちゃったんだよな...。


俺が寝てたから帰ったのか...??




俺はそんなことを思いながら服を着替えてリビングに行った。






「おはよう、陽希。アンタ熱は??」

ババァが心配そうな顔で聞いてくる。




「あぁ、下がった。ってか治った。」


「治ったって。陽菜ちゃんのおかげね。」



ふふふっと笑った。



「そう言えば....昨日の陽菜ちゃん、様子可笑しかったぞ??」


親父登場。スーツのネクタイを締めながら呟く。



は??陽菜の??
何かあったのか??