ークラッ

突然、視界が歪んだ。


「陽菜っ!!」

とっさに愛衣が倒れそうなあたしを支えてくれた。



何..??めまい...??

頭がくらくらする...。



あたしはそのまま愛衣の腕の中で意識を失った。






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パチッ

あたしは目を覚ました。

白い天井...??


ポーーっとする意識の中
むくっと起き上がって辺りを見わたす。



......あたしの部屋だ。



あれ、あたし玄関開けたら、愛衣がいて
なんか喋って.....くらくらして...


あとは....覚えてないや。



はっ!!もしかしてぶっ倒れた!?

愛衣が部屋まで運んでくれたの!?




ーカチャ


「陽菜!!大丈夫!?」

愛衣は部屋に入ってくるなり
あたしにギュ~~っと抱きついてきた。


「...愛衣。ありがとね。」

「もう、心配させて!!意識なくなったときすごい焦ったんだから!!」



今にも泣きそうな顔であたしを見つめる。

ヤバいです。愛衣さん。その顔は!!



「あたし...どれくらい寝てた??」

「....30分くらいかな。」


すぐ目が覚めて良かったねとニッコリ微笑む愛衣。



「あ!!おかゆっ!!」

あたしはおかゆちゃんの存在を思い出した!!
冷めちゃったよね...。


「おかゆなら温めなおして持ってきたよ!!」


ほら、とあたしの前におかゆを差し出す愛衣。