びっくりした美月はこっちを見るが、俺はノーリアクション。



ただ強く握りしめた。



女性が居なくなったことを確認して、美月はポツリポツリと話し始める。



『たまにああやって、監視員が覗きに来る。私の場合、逃げてないかの確認だろうけど。』



俺は黙ったまま、話を聞いた。



『あの日…啓吾と逢った日も、実は無断でココ飛び出してて。』



遠くを見つめる目。



悲しげな横顔。