鍵を受け取らず、手首を掴む。



『名前…何て言うの?』



『…………。』



細い手首。



また表情が曇るのに気付いて。



『俺は啓吾。五十嵐啓吾。』



何普通に自己紹介してんだよって突っこんだ。