『……どう説明したらいいかわかんないけど…。』




『ゆっくりでいいよ。』




俺はそう言って頷いた。




少しずつ、言葉を選ぶかのように、
美月は過去を話し始めた。






『本当は、啓吾の前からも…タケルの前からも消えるつもりだったの…。




タケルは…精神的に波があったから、啓吾を巻き込みたくなかった。




平気で人を刺す勢いだったし、ヘタすれば…私と関わる者全て犠牲にしてしまう…。





でもタケルからは逃れられなかった…。




逃げられないんだって諦めた。




抵抗すれば、何されるかわかんなかったし…。




結局…また薬に手を出していたの。




泣き叫んだって止めてくれなかった。