今は、伝える時だ。



『そうか…。美月が選んだ道だ。謝ることねぇよ。俺への気持ちがわかっただけで充分だよ。ありがとな……。』




言ったそばから涙が溢れ出た。




ちくしょう……俺カッコ悪い。




『俺は……今の気持ち、どうしたらいいかなぁ……!?まだ…好きなんだ。』




目を閉じた瞬間、柔らかな懐かしい香りが俺を包んだ。




美月が俺を抱きしめてくれている。




このまま、時が止まってしまえばいい。




『啓吾……ごめんね……ごめん……!!』




美月はただ、そう言うだけだった。




どこにも行き場のないこの気持ちを、
ぶちまけてしまいたかった。