再び視線がぶつかる。
『もう逢えないと思ってた……。』
俺も言いながら視界がぼやけていく。
待ち焦がれていた情景が突然やってきて、
正直戸惑っていた。
『…逢わない方がよかった。逢いたくなかった…!!』
そう強がって言う美月を、あの頃の俺なら
迷わず抱きしめただろう。
でも、今は出来ない。
『酷い女だって、冷たくて最低な女だって、正直思ってるよ。でもここに来てしまったのは、それでも逢いたいって思うからで……。本当に、ただその一心だけで今日まできたんだ。俺は…逢いたかったよ。』
素直な気持ちをそのまま伝えるも、
胸が張り裂けそうで苦しい。

