『妹のところには来ていないみたいだわ。』



館長は言った。



鎌倉には行ってない……?



待ってくれよ…‥。 



まだまだ連れて行ってあげたい場所がいっぱいあるんだ……。



もっと色んな話だってしたいんだ……。



こんなサヨナラないだろ……。



頼む……。



ひとつだけ教えてくれ…。



今は1人か…!?



それとも…あの男が一緒なのか……!?





『なるほどね。』



突然部屋の中で声が聞こえる。



俺の左頬がピクリと痙攣した。



向けた視線の先に、あの男。