どうして、口だけの約束で終わらないんだろう。



どうして、私を必要としてくれるんだろう。



ねぇ、啓吾。



出逢わなければ良かったなんて、
本当は少し思ってるんだ…。



時々…あなたが怖くなる。



ハッと目が覚めたら、全部ウソだったんだよって思い知らされそうで怖い。



簡単に優しくしないで…。



知らないうちに、あなたは私の心を独占していく。



だからタケルが現れた時…。
最初に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。



タケル…ごめんなさい。


君を守れなくて…。



強くなくて…。



他に好きな人ができて…。



ごめんね…もうわかってあげられないの…。