まだ君の目の奥は据わっていて、
私を見ていない気がした。



『ありがとう…会いに来てくれて…。』



君の声はしゃがれていた。



視線を君に戻し、逢いに来た理由を告げる。



『サヨナラを言いに来たの……。』



君は硬直したね。



『…ごめん。待っていられるほど強くはないの…。お互いの為にも……別れた方がいいと思う。』



君にとって、一番残酷なセリフだったかもしれない。



でも、間違ってなかったと思う。



離れることで、君は依存と本気で向き合わなきゃいけなくなる。



私が居れば、君はまた同じ過ちを犯すだろう。



どうか、本気で人生をやり直してほしいと願った。



君は俯き頭を抱える。



何も言わずに頭を下げ、君に背を向けた時。