待合室に美月も居るようだ。



『なぁ、美月。俺、気持ち入れ替えて頑張るって決心したんだ。だから、もう一度やり直してくれよ。今度こそ乗り越えていけそうな気がするんだ。美月が傍に居てくれたら…。』



一瞬、耳を疑った。



元カレってやつか!?



遠目に美月を確認した。



なんで……!?



なんで美月は…この男を見て泣いてんだ……!?



泣いて…何て答える…!?



その場で足が竦みながら、聞くことしか出来ない。



涙声で美月は言う。



『…タケル遅いよ。もう遅過ぎる。あの日で、私たちは終わったんだよ…?』