砂時計


振り返り笑みを浮かべる


「全部嬉しかったもん。ありがとう」


「あ!居た居た!ユメー!!」


映画館の入り口から私を見つけヒカリ達が走って来た

「お待たせ!ポップコーン買う?」


ヒカリは何かすっごい笑顔だ
アキラ君もなんかどことなく顔が赤い


「手ベトベトになるから私はいいや!」

「そう?じゃー、買うの手伝って!」

そのまま手を引っ張って売り場へと連れて行かれてしまった


売り場には結構人がいる
最後尾に並んで私たちは順番を待つことにした


「何かあった?」

オーラがウキウキしてるヒカリに聞くと、さらに笑顔になった


「ヘヘ。わかる?」

「オーラがさっきと違うからね~」


少し呆れながら言うとヒカリは手をパッと広げた


「さっきもらっちゃった!!」


ヒカリの指には、指輪がキラキラと輝いてる


それでこんなオーラなんだ

「よかったね」