俺、何やってんだろ。
そんな考えとは裏腹に、所詮、理性で本能なんて抑えられるわけもなくて、
嫌がるコイツを無理矢理床に押し倒している。
ほんと、最低だ
「…っ…やめて…」
苦しそうに漏れた言葉も、全部聞こえない振りをした。
ただ貪る様にキスをする。
あれ、そういえば俺、告白してないんだっけ。
順番…間違えてしまった。
あんたなんて大嫌いだと、そう言って突き放して貰えればこの暴走を止められるかもしれない。
そんなこと言われたら、きっと死にたくなるに違いないけど。
「…ごめん、無理」
そうだ。
もう、後になんて引けない。
今やめたってどうせ一緒にはいられない。
それならいっそのこと、忘れられないようにカラダに全部刻んでやりたかった。
こんなの、狂ってるなんて知ってるのに。

