はにかみながら言うサラが、なんだかいつもより綺麗に見えて、俺は内心驚いて目を丸くする。
「親友じゃん、俺たち」
「うん。そうだね」
「今度、隆志がまたサラを傷つけるようなことしたら、今度は俺が殴ってやるよ」
サラは、ぎゅっと口を結んで俯く。
俺とサラの関係を、サラはまるで無限ループだといった。そうだな、確かに。ココアに口をつけながら思う。
まるで当たり前のように、傷つくたびにこの場所に戻ってきてしまう。むしろ、この場所があるから傷つくことを恐れないのだ。
それを失う時が来ることなんて、俺たちはまだ想像も出来ない。

