「お待たせしました」
「うわっ可愛いー!!さすがね。買ってきてよかったわー」
「でもこんな格好して大丈夫なのかよ。男が集まってくるんじゃね?」
「あらあなたが守ればいいでしょう。それに隠しちゃ勿体ないわよー綺麗は出さなきゃ!!」
「こいつ俺のボディーガードなんだけど」
「うるさいわねー。あっじゃああんたはいっぱい集まってくる女の子から守ってもらえばいいじゃない。こんな綺麗な子がいたらみんな遠慮するでしょう」
「あーかもな」
「あっ優羽(ユウ)帰ってたのか」
振り向くと、奥からお父様が出てきた。
「あらあなた。見てー妃和ちゃん可愛いでしょう」
「おぉ本当だ。すごく綺麗だね」
「いえそんな…あっあの、本当にありがとうございました」
あたしはそう言ってお母様に軽く頭を下げた。
「いいのよー。あっ他にも買ってきたから部屋に置いといていいかしら?」
「えっでも悪いですから自分でしますよ」
「大丈夫よ。それにもう時間ないでしょう?」
「そうだな。それは母さんにまかせて行くぞ」
「あっじゃあすみませんお願いします」
「はーい。いってらっしゃい」
「行ってまいります!!」
あたしは響城さんの後を急いで着いて行き車に乗った。

