気まぐれ社長の犬


「母さん俺たち今からパーティー行かなきゃいけねえから妃和のドレス用意してくれる?」


「あらそうなの!?じゃあ丁度よかったわ。旅行先で妃和ちゃんのために色々買ってきたのよー着てくれるかしら?」


「そうなんですか!?ありがとうございます」



お母様は大きな鞄からドレスや靴や鞄など、色んな物を取り出した。

全て出した時、もう鞄には何も入ってなかった。


うわ全部あたしのだったんだ……



「今日はパーティーだからーこれとこれとこれでいいかしら?」



そう言ってお母様はシャンパンピンクのロングドレスと綺麗な靴、そして鞄をあたしに差し出した。



「あっあとこのショールに髪飾りね!!ヘアメイクは自分で大丈夫?」


「あっはい大丈夫です」



こういうのは慣れてるから多分大丈夫なはず。


あたしはそれを受け取って自分の部屋に向かった。


うわサイズぴったり。


ドレスも靴も全部あたしのサイズにぴったりだ。

お母さんに聞いたのかな?


あたしは急いで着替えて髪を横で1つに結び、化粧をした。

あっ後ピアスどうしようかなー。


少し悩んで自分の持ってるピアスの中から大きめの物を選び耳に着けた。



「…よしっ」