「ケガ人2人!1人は腹部を撃たれている!運び出すぞ!」 外に運び出されると響城さんが駆け寄ってきた。 「妃和!妃和!」 「あ…響城さ、ん…すみませ…しくじって…」 響城さんは私の血塗れの手を握りしめた。 「もう話すな!妃和…死ぬなよ…!」 響城さんの切ない表情に笑いかけ、そのまま私は意識を失った。