「あの、よかったら俺らのライブ来ない?」
「えっ?!いいんですか!」
「うん。だって俺にできる恩返しはこれくらいしかないからさ」
菜緒は羅唯斗からコンサートのチケットを受け取って机に置いた
「ありがとうございます!」
「二枚あるからお友達も連れておいで」
「じゃあ!MNUが大好きな親友を連れていきますね」
「ありがとう!」
それから、学校のこと〜仕事のこと〜友達・メンバーのこととか他愛のない話をした
「なんか…羅唯斗くんて、物静かでアイドルオーラ全開のCOOLなイメージがあったんだけど、ものすごい話やすい」
「それ、よく言われるよ…でも俺も普通のファンの子とこんなに話したのはじめてかもしれないな〜なんか菜緒ちゃんといるとリラックスできる」
羅唯斗は優しい表情でそう話した
「そんなこと言わないでくださいよ///照れちゃいます」
「じゃあもうそろそろで局に入らなきゃいけない時間だから帰るね」
羅唯斗は照れくさそうにしながらたちあがった
「もうこんな時間!なんか長い間すみませんでした」
「全然大丈夫だよ!今日は楽しかったありがとう」
「いえいえ。なんのお構いもできませんでしたが」
「そんなことないよ。じゃあコンサートたのしみにしててね。じゃあ!」
「はい!楽しみにしてますさよなら♪」
バタン
菜緒は閉まったドアを見つめながらさっきまでの出来事が夢のような時間だったと感じとった


