明日の恋

ピヨピヨ…


「うっ…ふぁ〜」



大きなあくびをした



あれ?なんで私ソファーで寝ているんだろう…


「あっ!」




MNUの羅唯斗が来てたんだ



バタバタ…バタバタ…



ガチャ



「あれ?」



羅唯斗がいない…



ベッドはまだ生暖かった




ベッドの上には一枚の紙がおいてあった



びしょびしょになった俺を救ってくれてありがとう。直接お礼を言いたかったんだけど、君がいいきもちで寝てたから起こしませんでした。
直接お礼を言いたいから、電話してくれると嬉しいな
羅唯斗




そのかみの下に携帯番号が書いてある紙があった「羅唯斗…」



でも、私の頭によぎったのは本当に電話していいのか…



普通、ファンだったらすぐに電話するとおもう…


でも…私にはそんな勇気ないよ…



私は考えた



今、電話したら迷惑ではないだろうか



アイドルだから迷惑はかけたくない



とか…


たくさん悩んだ…





あの日からちょうど1週間たったある日、私はふいにテレビをつけた



「最近大活躍のMNUがCDデビューをすることになったようです。VTRをどうぞ」


テレビのなかできれいなアナウンサーの人が話をしていた




「「皆さんこんにちは!!MNUです!僕たちはこの度めでたくCDデビューをすることになりました♪」」



「ぜひ皆さん買ってくださいね〜!」



MNUのみんながテレビで話していた


「かっこいい…」


私の心はへんな感情にしはいされていた





テレビで羅唯斗をみた瞬間、私は無意識に羅唯斗に電話をかけていた