”次出会ったら絶対に 結婚しようね”と。 あいつはもう忘れただろうか。 それとも、覚えていて 俺と出会うことを 待ち望んでいるだろうか。 でも俺にはわからない。 なんせ、今砂羽が どこにいるか、 まったく知らないから。 あの時俺は悲しくて 引越し先という 大切なことを 聞いていなかったから。 我ながらバカだと思う。