「それは、全国1位の“牙桐”(がとう)っていう族がいるんだよ。
冷猫さん。」っと、復活したのであろう李於さんが言った。

《そこの人!定番とか言わないでね~》

「そんなことですか、それよりなんで俺の通り名を!」

「えっ!そっちの心配なの?」

「当たり前じゃないですか、別に1位がいようといなくても、どうでもいいです。」

「まぁ、別にいいならいいけど、
僕これでも情報屋とかしてたから知ってるんだよ。
それと“牙桐”の奴ら探してたよ、塑螺くんの事。」

「そうなんですか。
なんでですかね、牙桐ってところに恨みを買った覚えないですよ・・多分。」

「多分なのっ!まぁ、いいや、なんか憧れとかじゃない?
煉の奴教えてくれないもん。」

“もん”とかキモッ

「煉って確か息子さんでしたよね? 」

「そうなんだよ、塑螺くんの1つうえだよ。」

「でも、なんでその人が教えてくれないから・・って、
もしかしていや違うでしょ」

「多分塑螺くんが思っている通り、総長はうちの息子だよ~、
まぁ、この学園に総長がいるなんて知ってる人少ないけどね~」

「え?なんで知らないんですか?」

「それはねぇ、うちの煉はあんまり目立つことが嫌いでねぇ、
あ!僕は目立つの好きだよ。
っで、学校のときと族のときで姿とか変えてるから幹部ぐらいしか知らないんだよ、
そうそう、多分道案内してもらった、脇坂稚兎瀬くんも幹部だよ。そしてそして、会計もしてるんだよ。まぁ、煉も会長だけどね。とりあえず、生徒会は牙桐の幹部が勢ぞろいしてるから気をつけてね。色々と
あ!それと、風紀委員もやっかいだよ、全国3位の“犀”(さい)っていう族の幹部とか勢ぞろいだし。」