目が覚めたら
澪音があたしの顔を覗き込んでいた。
びっくりして
飛び起きようとしたけど
身体に力が入らなかった。
そのまま
ボスッとベッドに逆戻り。
澪音は何も言わない。
あの血の海のような後は
澪音が片付けてくれたのだろうか…。
「れ…澪音…ごめんなさい
あたしこんなつもりなかってん」
無言で頭を撫でる手。
澪音の匂いがする。
切った腕には
包帯がきつく巻かれていた。
でも血が滲んでいた。
血管切っちゃったから
縫いに行かなきゃないな…。
いつ助けてくれたんだろう。
あのままなら
死んでもおかしくなかった。

