まずいこと聞いちゃったかな…。
「だって、澪音絶対モテるやん!
No.1てことは、それだけ澪音のこと好いとぅ人がいるわけやし」
「大丈夫やって。俺がおまえを守ると決めたんやから。
おまえは心配しんと、俺についてきなさい」
何ていい人なんだろう。
もっともっと愛してしまうよ。
澪音が歩んできた、
苦しい過去も含めて、
あたしは澪音に惹かれるばかりだった。
バッグからバイブの音がする。
「ごめん、あたしバイト行かなきゃないねん」
ー言えない‘バイト’ー
「何時に終わるん?」
「夜やな。澪音が仕事してる時間」
「そっか…ほんなら合い鍵渡しておくからな。
ゆっくり休んどき」
「ありがとう、行ってくるわ」
条件に答えなきゃないお客だ…。
面倒臭っ。

