澪音は戸惑った顔をしていた。 そりゃそうだよね。 名前も違うし 姉貴の保険証の時点で 歳も違うし 今まで「皐月」だと思ってた人は、もういないんだから。 「…どういうこと?」 急に険しい顔になった。 「姉貴の保険証、借りてたから そのまま使っただけ」 「ほんまは…いくつ?」 「…内緒。それは重要?」 「18歳以下は店に入れられへんから」 客として、重要ってことか…。 「迷惑はかけへん。 アカンのやったら、 もう行かへん」 澪音は黙った。 何を考えてるんだろう?