狂おしい程君を愛してるー月下美人ー



「クォーターの人と出会ったんは初めてや」


澪音がニコニコして
あたしを見る。



「あたしもやで」



「どっちがハーフなん?」



「父親…いないけどね…」



「あ…、ごめん。変なこと聞いちゃったかな?」



困った顔をする澪音。
なんか愛しく思えた。



「大丈夫。全然気にしてないねん」


「まぁ、うちもおらんねんけどな」


「そうなん?」



「今はオカン一人。たまに家帰っても、酒ばっかり飲んどるわ」





家の光景が浮かぶ。
澪音も苦労してきたんだね。