こんなあたしを残していくのは 本当に不安だったんだろう…。 店来てくれ、 と初めて言われた。 あたしは断ることもできず ただ頷くしかできなかった。 もう一回吐いて、 準備を始めた。 その間に、澪音は 「早くな」 とだけ言って、 背中を向けて歩きだしてしまった。 今のあたしに何も言えることなんとなくて、 小さく 「いってらっしゃい」 と呟いた。