田中さんが食べるのを眺めていた。 あたしはただドリンクで口を潤していた。 「ねぇ、田中さん。何でこんなに頻繁に彩のこと呼ぶの?」 少し黙って、話しはじめた。 「ー…病気なんだ。治らない病気。孤独で何の楽しみもないまま 死にたくないねん…」 病気? でも普通に食べれてるし、 全然そんな風には見えない。 これ以上は、深く聞いちゃダメなんだろう、って悟った。 「…そうなんや…。彩は来れる限り、田中さんのとこに来るから」 「ありがとうな」