あたしはトイレに立った。 鏡を見て驚いた。 瞳孔がありえない程開いていて、すこし肌の色が悪かった。 あまり人と目を合わせないようにしよう。 深呼吸して席に戻ると 料理が運ばれてきていた。 田中さんは待っていてくれたみたいだ。 「ごめん、待たせちゃったね」 「大丈夫」 いただきます、 二人は食べはじめる。 基本的に、会話はない。 あたしは話すの得意じゃないし、田中さんも話すのは苦手みたい。 ほとんどが沈黙で、 何が楽しいのかわからないけど、頻繁にあたしの電話を鳴らす。