思いっきり吸い込んだら むせた。 紗奈には笑われた。 「ゆっくり吸って、溜めて、ゆっくり吐き出すねん」 言われた通りにやってみた。 何度か繰り返したけど、 あたしにはなんの変化もなかった。 確かに具合の悪さは収まってきたかもしれない。 でも、前みたいなふわふわ感はなかった。 「ーなんともない」 アハハ、と笑って、 「桜ちゃんには炙り効かへんか」 と言われた。 「佳奈も炙りアカンねんなー じゃあポンプにする?」 もうシャブは体験してしまったけど、‘ポンプ’は怖かった。