狂おしい程君を愛してるー月下美人ー



言えや、言えや、
とざわつく。


「…何?」


上条くんが押し出されるように
前に出てきた。



「俺…、九条さんのこと気になってて…その、付き合ってる人とか…その、いますか?」


これは告白?
オッサンの告白なら何百回と聞いてきたけど、
同年代のコに告白されたのなんて初めてだった。


正確には
中学の時、よく手紙やプレゼントが靴箱に入ってたけど、
顔も名前も知らない相手からの手紙を、読む気にもならなくて

そのまま捨ててた。